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柿右衛門の皿

ネタ切れの時は これ。
私のささやかな器コレクション。


私の大好きな柿右衛門のお皿です。

柿右衛門の皿_b0242032_15231642.jpg


濁手(にごしで)といわれる 乳白色の素地に赤絵、
この柔らかな乳白色の部分との間(ま)がなんともいえません。

始めの1枚はこれでした。
まだ独身の時、有田に行ったときに購入しました。

柿右衛門の皿_b0242032_15241523.jpg

当時、ネコのうずらを飼い始めたばかりだったので「ウズラ」絵柄を迷わず選んでしまいました。

この4寸、5寸皿は以降、絵柄違いで1枚ずつ買い足していこうと思っていました。
が、4枚買ったところでどこのデパートに行ってももうありませんと言われてしまいました。007.gif
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やっぱりこういったものは出会いものなのよねえ。
そして、探すと見つからない・・・。


うんちく、

江戸時代(1643年)に 初代柿右衛門はこの赤絵磁器の「柿右衛門様式」を完成させます。
オランダの東印度会社の手によりヨーロッパに紹介され、マイセンなどの有名な窯などがこの様式を取り入れました。

しかし、この濁手は一度江戸時代の終わりに途絶えてしまったらしい。

それを 昭和28年ごろに 12代と13代柿右衛門の努力により 復元し、復活させました。

この作品は14代柿右衛門窯によるものです。

10枚くらい絵柄があって、いつかそろわないかなあ・・・。

従来の花鳥文柄にこだわらず、山野草や路傍に咲く草花など、14代のセンスが光ります。
好きだなあ・・。
Commented at 2012-06-12 20:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by akibedk9 | 2012-05-17 15:57 | | Comments(1)