柿右衛門の皿
2012年 05月 17日私のささやかな器コレクション。
私の大好きな柿右衛門のお皿です。
濁手(にごしで)といわれる 乳白色の素地に赤絵、
この柔らかな乳白色の部分との間(ま)がなんともいえません。
始めの1枚はこれでした。
まだ独身の時、有田に行ったときに購入しました。
当時、ネコのうずらを飼い始めたばかりだったので「ウズラ」絵柄を迷わず選んでしまいました。
この4寸、5寸皿は以降、絵柄違いで1枚ずつ買い足していこうと思っていました。
が、4枚買ったところでどこのデパートに行ってももうありませんと言われてしまいました。
やっぱりこういったものは出会いものなのよねえ。
そして、探すと見つからない・・・。
うんちく、
江戸時代(1643年)に 初代柿右衛門はこの赤絵磁器の「柿右衛門様式」を完成させます。
オランダの東印度会社の手によりヨーロッパに紹介され、マイセンなどの有名な窯などがこの様式を取り入れました。
しかし、この濁手は一度江戸時代の終わりに途絶えてしまったらしい。
それを 昭和28年ごろに 12代と13代柿右衛門の努力により 復元し、復活させました。
この作品は14代柿右衛門窯によるものです。
10枚くらい絵柄があって、いつかそろわないかなあ・・・。
従来の花鳥文柄にこだわらず、山野草や路傍に咲く草花など、14代のセンスが光ります。
好きだなあ・・。
Commented
at 2012-06-12 20:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by akibedk9
| 2012-05-17 15:57
| 器
|
Comments(1)