やっと完成させた作品たち
2019年 03月 21日3月レッスン可能日
25日→茶箱残1席、26日→残1席、28日、29日
★4月からカルトナージュ、茶箱ともにレッスン規定が変わります。
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諸事情で完成されずに、または完成しているけど絶対気に入らない(→自分の中では未完成)のものを夜な夜なエンヤエンヤと完成させました。
こちらはどうしてもブレード付けたり、クレー飾りつけたりはしたけど何をしても気に入らなかった六角形屋根の作品。
結局、上から着せた装飾部分を全部引っぺがし、製図からやり直しました。
大分シンプルに仕上げました。
1年以上放置しておりましたがやっと陽の目を見ることができました。💦
生地任せにせず、自分のデザイン力を色々と試せる作品です。
こちらはハーフラウンド金具を使用したキットを使ったものですが、一度試しに作ってみたら見事に寸法が合わない。
それを本体の後ろをカットして調整致しました。
玄関に置いたアンティークのラウンドのサイドテーブルに娘のハンカチ入れを置いといたのですが、微妙に円形からはみ出していたのですが、
お互い円形だとこんなにすっぽりはまりました~。
最後は生徒様がネットショップのキットを使って作られたティッシュケース。
なぜか本体と蓋の間に結構な隙間が、、、。
そこで厚みのあるマグネットを付けようとしたら距離が長すぎてネジが届かない、、
その直径2㎜程のネジで長さのあるものを探していたら、放置されてしまったものです。
結局、この厚みのある飾り付きマグネットを諦め、新たにマグネットを取り付けなおし、穴をあけた部分には新たな金具飾りを付けました。
装飾金具や口金などは整合性を一番に考えなくてはいけないので、結構大変です。
例えばネジ1個の1㎜~2㎜の高さで装着不能だったり、ネジが飛び出したりしますからね~。
カルトンは削れたりカットしたり出来るけど金具はそうはいきませんから。
カルトナージュは机上の計算だけではダメなんですよね。
単純な理論だけで作るれるんだったら、サークルもオーバルも簡単に出来ちゃうはず。
きちんと作ろうとしたら サークルもオーバルも中級以上ですから。
作った事のある人だったらわかるはず。
試作を繰り返し初めて人さまにご紹介できるのではないかなあ。
後、使った時の状況も考慮しないと、支えのない平面トレーを2段トレーにし、物を載せたら傾いたって話も聞きます、、。
その状況に耐え得る大きさや形状ってのもあるはず。
試作大事大事です。
初級の方や始めての方はキットを買う時は気をつけて。完成できないのはあなたのせいだけではありません〜。
でも私もそうですが、色々失敗して初めて調整能力も磨かれるし、使えるモノを作る理論も理解出来る。あーだからこーするっていう。
家と一緒ですね〜。外から見たら立派でも酷い建物だったってのも良くありますよね。
止まらなくなりそうなのでこのくらいで。。
カルトナージュにはまっていく人は生地の華やかさやデザイン性、使い勝手の便利さはもちろんですが、この職人のような数ミリの調整作業と組み立ての妙を楽しめる人かと思っています。
写真にいつものように亀治郎さんが映り込んでおりますが、お許しください~。
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既に諦めた飼い主
皆さま、良き春の週末をお過ごしくださいね~。
by akibedk9
| 2019-03-21 19:41
| カルトナージュ
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